紙に鉛筆で絵を描くこと。
私の芯とも言えるその行為ができなくなった時、躊躇なく手を動かすことができたのが、タブレット上のデジタル画面でした。
今回、作品に登場するのは皆、デジタルの画面上で生まれ、その中でだけ存在することができた人々です。
描くことをやめてはならない、という思いを支えてくれた彼らを、私なりの方法で物質に落とし込みました。
藤井桜子 SAKURAKO FUJII
京都芸術大学情報デザイン学科イラストレーションコース出身。
大学を卒業後、イラストレーター・グラフィックデザイナーとして、関西を拠点に活動を開始。アナログとデジタル・抽象と具象を行き来する描写表現、独特の色合いや空間の捉え方が特徴。
代表的な仕事として、ANA SKY SHOP 国際線版 カバーイラスト、グランフロント大阪南館ファザードビジュアル、NeWoMan新宿2021年初春ビジュアル 等。
